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手首

小指側

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

-さんかくせんい なんこつふくごうたいそんしょう-
手首の小指側の組織が傷つく事で起きる症状です。ラケットなどを使用する様々なスポーツでは多くの場合、小指に力を入れます。その時、力が入りやすいように手首は小指側に傾きます。

赤い部分が三角繊維軟(TFCC)となる

この様な動作の反復により、この部位にあるクッションの役割がある組織が傷つき、痛みが発生します。(図参照)
痛みは手首を小指側に傾けると発生することが多いですが、単純に手首を背屈(手首を上にあげる)でも痛みが発生することが多いです。

この症状は単純に組織が傷ついているより、使い方や手首の骨の動き、筋肉の緊張による制限等に根本的な問題が多いです。当院は根本を見つけつつ、組織を回復させることで早期回復だけでなく、再発予防も行っています。

親指側

腱鞘炎(ドゥ・ケルバン)-けんしょうえん-

筋肉は必ず骨に付着します。(一部例外有り)骨に付着する際には腱といわれる細い線維に変わります。この部位では腱を保護するために腱鞘(けんしょう)と呼ばれる組織が周りを覆っています。腱鞘はトンネル状になっており、ここを腱が出たり入ったりして動きます。

手をよく使ったり、負担をかけたりすることでトンネルと腱が擦れて炎症が生じます。これを腱鞘炎といいます。腱鞘炎は体の色々な部位で起こりますが、手首が一番有名で別名ドゥ・ケルバン症とも言います。
親指を握りこんで小指側に倒すフィンクルスタインテスト(図参照)で痛みを生じると腱鞘炎と判断します。症状が悪化すると握りこまずに小指側に倒すだけでも痛みが生じます。

当院では症状がかなり軽度の場合は異なりますが、それ以外についてはサポーターを出させて頂いています(税抜 990円)。理由として、日常の家事・仕事・子供の世話など必ずしなければならない事を腱鞘炎だからと避けることは一般的には難しいからです。この症状については使いながら治すことが前提となるためサポーターの使用を勧めています。 ※当院でサポーターを勧める非常に数少ない症状です。また腱の動きに負担が掛らないように関節の動きを整え、筋肉の緊張を緩和させることにより腱の硬さを軽減させています。

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