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足関節
捻挫
いわゆる足首を内側にひねった時に起きる捻挫です。この症状は内側にねじることによって、外側の靭帯や筋肉を引っ張ってしまいます。これを治す上でいくつか課題があります。
矢印の部分が靭帯です。靭帯は写真のようにはっきりと映るので判断が可能です。
「足首をひねって靭帯を伸ばしてしまう」ということはよく聞きます。以前は手だけで検査し、治療師の感覚で伸びているか伸びてないかを判断していましたが、今はエコー装置で直接その状態を画像にて知ることができます。
捻挫と同時に小さい骨折を併発していることが多いです。特に10歳未満の子供では約80%が骨折を併発しているデータが出ています。これは非常に多い数字ですが、実際にはこの数字ほどは聞かないかと思います。なぜなら子供の骨はまだ成長していない為、レントゲンにはなかなか映らないからです。
しかしエコー装置ならばそのような状態でも確認ができ、きちんとした固定も行うことができます。また実際に骨折の疑いがあるときには当院より紹介状を書き、病院を紹介しています
矢印の部分が骨折部分です。通常は綺麗な半円を描くのですが、骨に異常が出ると欠片が散らばったような状態に見えます。
両足で全身の1/4ぐらいの骨が存在します。沢山の骨が集まることで力を分散させて体重を支えています。しかし、沢山の骨があることでねじれた時に位置がズレたり、引っ掛かったりしやすくなります。また、これを残すと動きの制限だけでなく、痛みをとれにくくなります。当院ではこの様な関節の動きには特に力を入れており、急性期の状態から痛みを与えることなく関節の位置・動きは整えていきます。
足には沢山の筋肉がありますが、特に腓骨筋(ひこつきん)と言われる、内返ししたものを真直ぐにしてくれる筋肉があります。(図参照)
この筋肉が捻挫と共に引っ張られて傷つきます。この筋肉は非常に回復が遅いです。しかし、この筋肉をしっかり回復させないと足を真直ぐにキープすることが出来ない為、何もしていないのに捻挫したり、平地でグキッと捻挫したりを繰り返しやすくなります。
腓骨筋は足の外側を走る筋肉です。この筋肉により足が内側にねじれるのを防いでくれます。
以上のように捻挫は簡単に見えて注意が必要な項目がいくつもあります。当院ではエコーなどを使用し、上記の4つの問題を始めとして検査・施術を行うことによって、通常よりも非常に早い回復を可能としています。
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